Elsinore Camp 2005

６．TunnelとAir

「Kei,トンネルはどのくらいやりたいんだ？」
最初にJohnからこの質問が来たのが２００４年の暮れも押し迫った頃でした。とりあえずブッキングしちまうから、ということで早めに聞いてきたみたいだったのですが、その後この質問を何回されたことやら・・・・・。エルシノアに到着後もやはり同じ質問をされて、どこぞへ電話をかけていたJohnを見ること数度．．．ま、いっか（苦笑）。

で、当初の予定通り、滞在実質７日間で４時間のトンネルをこなしました。当初ジャンプは４５～５０回程度（毎日晴れ、のつもりでしたから）を考えていて、朝もしくは夜にトンネル、という、ちょっとスケジュール的にきついかなぁ、と危惧していたものでした。ところが、既に書いたとおりの天気で、実際にトンネルとAirの両方をたっぷりとこなしたのは一日だけ（朝トンネル、日中ジャンプを８回）でした。他に朝トンネルをやってジャンプが５回でオシマイ、という日もありましたが、この日は天気が悪くてジャンプがあまり出来なかった、という事情もありました。

エルシノアの場合、ぺリスのトンネルまでは車で２５分程度なので、それがとても楽でした。以前にDPの合宿に帯同したときは、Delandからトンネルまで１時間強かかりますから、結構大変だったのを覚えています（僕は後部座席で寝ていたので・・・・楽ちんでしたが）。もちろんぺリスで合宿をしていれば、DZから歩いて１分ですけどね。そんなわけで、Delandでの距離感を体験していたので、気分的にはすごく楽に感じました。また、朝と夜とどちらがいいか？と聞かれたら、やはり朝トンネルをやって日中ジャンプをした方がいい感じでした。やはりトンネルでエアーの感触にある程度親しむことができたせいでしょうか。それに、ジャンプが終れば一日おしまい、というのも精神的には随分リラックス出来ますね。ジャンプ後にトンネルをやると、終わるのか９時とか１０時になります。当然晩飯の心配もしなきゃならないし（笑）、寝るのも遅くなってきます。反対に朝トンネルやる場合、もっとも早い時間で朝７時～というのがありましたが、そうなると６時にトンネル集合、ということは、バンクハウスを５：３０には出発、ってことは、ちゃんと朝飯食べたい自分としては、４時半過ぎに起きるわけです。それでも、朝トンネルの方がいいですね。もしかしたらこのあたりは個人差があるのかもしれません。ちなみにうちのチームのテールピースは両方共朝トンネル賛成派、です。理由は、ジャンプが終ったらビールが飲めるから（爆笑）。

我々のトンネル練習ですが、３０分チームだけで入る、１時間他のチームとシェアする（実質３０分）、というパターンでした。他のチームと入った時のメリットとしては、目の前で違った練習が見られる、という点が挙げられると思います。幸いにシェアしたのが、ぺリスで練習していたイギリスのチームと、ElsinoreGravityでした。特にGravityの４人は抜群の安定感で、見ていて惚れ惚れするほど。対する我々は「２minute Clock」。これ、本来なら位置が変わらないランダムマニューバ-にも関わらず、安定感に欠ける故少しずつローテーションしてしまい、、２分経って終ると、丁度一周していた、ということがあり、そこから名づけられたものです。天気の悪い日にチームルームでトンネルのビデオを見ていて気がついたのですが、一同大爆笑でした。もっとも、２分で一周なら、まだマシかもしれませんけどね。

もしも天気が毎日よかったら、果たして一日８～９回のジャンプとトンネルに体力が持っただろうか？とふと考えました。雨季があけていたらもっと暑いでしょうし、日中の体力の消耗度は比較にならないでしょう。実際ちょっとそのくらいは体験してみたかったな、というのが正直なところでした。DPのDeland合宿では、カメラマンでしたから、ダートもないしマニューバ-も覚える必要ありませんでしたから、湿気の多いフロリダの夏とはいえ、一日１４、５回のジャンプも苦になりませんでしたけどね。

結論
一日１５分でも３０分でもいいから、トンネルにちょっと入って練習して、それからジャンプが出来たらいうことナシ。DZとトンネルが近かったらもっと言うことナシ。