Elsinore Camp 2005

４．今年の集中課題

キーワードは、「Stop」「アーチ」！

SSLミートの６Rであけた今年のエルシノアキャンプ。月曜日にエルシノアでのジャンプが始まる前に、いつも恒例の「今年のキャンプはどんな感じでいこうか」という話し合いがあります。いつもいつも「去年はあまり４人で揃って飛べなかったし・・」と同じ事ばかり言っているような気がして、ちっとも進歩がないな、とこの時痛感するのです。そんな事情もよくわかっているJohnは、今年は各自の弱点を集中的に強化する、と高らかに宣言しました。そして、チームとしての課題は「STOP」。

この「STOP」をあえて挙げたのは、おそらくSSLミートでの結果があったからだ、と思います。、同じAAクラスに出場したJohn率いるElsinore Alloyはアベ１０、John以外のメンバーはみな４００～５００回程度のスカイダイバーだったのです。「彼らは何もできないよ。でも唯一Stopだけは教えている。それだけでもアベ１０取れるんだよ」と、諭すように言われました。ひぇ～・・・５００回程度なんだ、彼ら・・・。もちろん最近はトンネルの普及のおかげで回数以上に上手な人たちが沢山いますが．．．。スピードやダイナミックなブロックの映像に騙されて、その裏に隠れている最も基本的なところを見逃しているプレーヤーが多すぎる、とも言ってました。そんな風潮に対するJohnなりの回答のひとつがいまのAlloyというチームなのかもな．．．などと思ったりもしました。いやね、実際、俺らってちゃんと止まれてないんだよなぁ．．トンネルの中に４人ではいると、いっぺんでそれがバレちゃいますね（苦笑）。一度Gravityというエルシノアの新しいチームの面々とトンネルをシェアする機会があったのですが、かれらのフライングのなんと安定していること！　ランダムマニューバ-をやっていても、きっちり止まってグリップ、で次のマニューバ-へ、という基本がとても綺麗にできているんです。一見するととてもゆっくりですが、無駄がないために、ポイント換算するとビックリするくらいでているんですね。いい目標が出来ました。

それから各自に対しても、個別に課題が出されました。６Rのジャンプの中でもそれが覿面にでていた、と先に書きましたが、基本的な動きに対する課題あり、特定の動きに対する課題あり、と、みな「そうそう、それ、あたしニガテなのよね！」と相槌をうってしまうほど、的確な課題でした。お互いがそれぞれの課題を理解しあって、ジャンプやトンネルで注意しあって切磋琢磨する、という理想的な練習風景を築くことも出来ました。

それにしても．．．今になってあらためて言われるとは思わなかったなぁ．．．．
おいらの課題．．．．
「アーチ」．．．．．

ま、もともとアーチはへたくそなのは分かってましたが、去年あまり飛んでないせいか、すっかり下手糞になってしまったみたいです。トンネルでもしょっちゅうJohnにアーチサイン出されるし、尻叩かれるし、そのうち尻叩かれる前に気配を察知して、サっと腰を突き出してアーチ姿勢を取ったり（笑）。Airでの安定感が失われているな、とは自覚していましたが、ぞれがアーチが崩れていたため、とは夢にもおもわず・・・・・。まだ時々癖でへっぴり腰になっているみたいですが、とりあえず選手権までにイメトレで完全に直すのが目標・・・・・。