2004 in USA

Wine Country Invitational - その1
今年で三回目となるWineCountryInvitationalブギ(11/13,14)行って来ました。場所はもちろんエルシノア。10月初旬のUSナショナル見物がてらにエルシノアに寄った際に、Johnから「K,絶対に月曜日に帰れ、日曜のラストにワイナリーへのジャンプインとパーティがあるからな、いいな!」と念押しされ、仰せのとおりに月曜日の朝6時発の便に予約を入れて臨んだこのブギ、過去二回のTシャツだけは持っていたものの、未だ未参加(そりゃそーだよな)。期待に胸膨らませて金曜日の晩にエルシノアに潜り込んだのでした。

ブギそのものは、16〜18wayにグループ分けして、土日両日にかけて9回のジャンプ、そして30way程度のグループに分かれてワイナリーへのデモジャンプ(エルシノアでの練習一回あり)、の計11回が組まれていました。

いよいよ初日(土曜日)、まずは参加者全員が集合して、簡単なブリーフィングです。初めに今日の3グループのオルガナイズをつとめる、テキサスからやってきたJack Berkaさん、エルシノアのスタッフのDoug Forthさんが紹介されました。で、「はるばる遠方からようこそ」てな感じで、テキサスはチームDeguelloのメンバー4人、イギリスから来ていた4人、そして、またまた「Come from Japan!」と紹介されてしまいました(正確にはJapanからじゃないんだけどね。それを知っているJaqiは、こっちをみて如何にも『ホントはサンフランシスコからでしょ』という悪戯っぽい視線を送ってきました)。こんな風に参加者を喜ばせるあたりの「小技」はサスガ、ですね。

さて、本日私めはDougForth率いるチームの17wayに配属。だいたい一時間に一本の割合で今日のジャンプは行われます。数えてみたらほぼ二ヶ月ぶりのジャンプ。4wayなどだったら適当にごまかせるんですが、こういうBigWayだとAir慣れとでもいいましょうか、ブランク期間があると覿面にきいてくるんですね。そんな不安を抱きつつも、一本目のジャンプ内容はマルモノを中心とした4ポイントダイブの割とやさしめのメニュー。自分は最後尾からのイグジット。ある意味実力を試されたのかもしれません(いやいや、まわりに比べたらちっこいんで、単に端っこにされただけ、かも??)

でね、やっちゃいましたよ。何年ぶり、いや、10年ぶりくらいか、1000いや、1500回ぶりくらいか、
Below〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・Never cameback・・・・・・・・・・・・・
しかも、途中カンバック出来ずに、フォーメーションにタッチすら出来ない哀れな結果。なんといいますか、体を広げてもちっともエアーをつかめる感じがしないんですよね。体と感覚と脳みそがもうてんでバラバラ。丁度同じ高さにバックフライでフォーメーションを撮影していたEclipseのChrisがニヤっ...あ”、見られた...そんな様子でボロボロのままブレイク。ランディング後にそのChrisから「ははは、苦労してたねぇ」とねぎらいの言葉をかけられてしまう始末。いやぁ、ったくどーしよーもありませんでした。オルガナイザーのDougも「フォールレートは大丈夫か?」とちょっと心配気に聞いてくれたんですが、「いや、ただ感覚がつかめてなかっただけだと思うから、大丈夫だ」と強がり(?)を返しておきました。

結局、体がAirを掴む感触が感じられたのがその日4本目のジャンプになってから、でした。自分でもちょっと驚いたのですが、こんなに時間がかかるとは思ってもいませんでした。その4本目のジャンプでは、8wayのフリスビーに対してサイドボディにピンする位置で、ベース役の一人が入ってくるのを、いい位置で待っていることができました。「ふぅ、やっと感覚が戻ってきた」とホッとすると、オープン後もDougに続いてExperienceエリアにランディング。あとで「Nice Job]と声を掛けられ、10年前に味わった気分を再現しているかのようでした。

そんなこんなで、この日6回の17wayを終えましたが、クライムアウトおよびEXITの際の注意点として、全く同じ事を強調していました。それは
・クライムアウトでは腰を前に突き出してタイトに構える(インサイド側のプレーヤーの話です)
 前かがみになるとスペースが空いてしまい、後ろに構えているメンバーが出口から非常に
 遠くなってしまいます。
・EXITそのものは、機体のラインに対して直角方向に飛び出す。
 フローターや自分よりも先にイグジットした人たちは、後方に流れていくように見えます。
 それを追ってしまうと、例えば出口後方にぶつかる、とか前にいる人とぶつかってスムーズなEXIT
 できなくなってしまうのです。

翌日に同じチームになったDeguelloのScottとベースを組んだとき、「クライムアウト、どんな感じで出たらいいか覚えてる?」と聞くので、ジェスチャーで示したあと「『翼に$10,000!』って叫びながら出るのサ」と付け足したら、大ウケしてくれました。「日本じゃいつもそうやって生徒に教えているよ」というと、「俺もつかっていいか?」と茶目っ気たっぷりな答えが返ってきました。


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