2004 in USA

YOSEMITE National Park - その3 (おまけ）

同行したメンバーが撮ってくれた写真をもらいましたので、それを載せてみたくなって、この「おまけ」編を書いています。

山の影がぐんぐん昇ってきていたため日陰に入ってしまい、ちょっとみづらいのですが、画面下のほうに写っているのがお分かりでしょうか。ここ、グレーシャーポイントの展望台の柵の向こう側、谷底が見えるところまで行ってみよー、と軽いノリで行って見ました。あ、もちろんこういうのは「自己責任」ってやつです。柵のところにも「この先行くべからず」なんて無粋なことは書いてないんです。

いやぁ、それにしても、下を覗いたら、真下が見えちゃいましたよ、ほんとに。
（下見てんだから見えるだろ、そりゃー・・・）
「吸い込まれそうな」という表現をよく聞きますが、自身で体験したのは、ほんとこれが初めてのような気がするくらい、それはそれは言葉では言い尽くせないほど。高さ１０００ｍから真下みると、こんなんだったのか、って。

「おまえいつもスカイダイビングで高いところから地上見てるんだろ」って言われそうですが、モノが違います。圧迫感とでもいうのでしょうか。12500ftからスポットで下見ても、ちっとも吸い込まれそうな感じしませんし、2500ftからのジャンプルだって、ぜーんぜん。だけど、これは違いました。あ、決して真似しないで下さい。もし真似したいなら、匍匐前進で進むことをアドバイスします。そして下を覗くときは、必ず岩面に這いつくばるようにして、顔だけを出して覗いて下さい。

拡大するとこんな場所。立っている所が一番先端！
って思うでしょうが、実はこの下２ｍ位の所に、ちょっとしたテラスがありました。でもそこは幅１ｍ長さ３ｍくらいのちっぽけなものです。その脇は、CurryVillageの草っぱら、です。

ところで、我々が訪れたこの日、エルキャピタンを登攀していた日本人がいた、と聞いてびっくりしました。残念なことに、翌日からの悪天候による、登攀途中での遭難死だそうです。天気予報も悪化を伝えていたこともあって、何故？という思いが拭えません。ご冥福をお祈りいたします。