2004 in USA

16way(6/27）

PokerRunイベントの翌日の日曜日、USナショナルに出場する16wayのエルシノアチームの練習がありました。幸運にもメンバー欠だったため、この練習ジャンプにお邪魔することが出来たのです。

前日にJohnに会うなり、
「明日は何時の飛行機で帰るんだ？」
「３時の飛行機の予定だ」
「うーん、延ばせないか？実は１６wayの練習やるんだけど、一欠で．．」
「延ばす！」

即答です（ハズカシ．．．）。最後まで言い終わらないうちに即答してました。確かチケットはリファンドが効くタイプのものだったよな．．．と、しっかり懐の計算もしてました（笑）。だってねぇ、16wayなんてそう出来る機会ありませんから。ただのファンジャンプならまだしも、16wayフォーメーションですから。これはもうリファンド効こうが効くまいが、こんなチャンスを逃したらバチがあたります。

翌日の日曜日、９時過ぎには参加者全員揃ってました。いやぁ、さすがにアメリカのチームです。みなさん体格が立派です。僕なんか、「ちびっこ」ですよ、ほんと。ポジションは当然フレーカー。EXITではクライムアウトがカメラには写らないようなところに構えてます。で、16wayの場合のオッターでのクライムアウト、なんと８人が外に出てました。リアリアのタミーはカメラステップを半分間借り、僕は右手でドアの端を、左手はリアセンターのハーネスを掴んで、低く構えます。8wayでいうところのリアリアと同じような役割ですね。EXIT後、下に勢いよく落ちながらセンターをぐぃっと引いてくれぃ、とアドバイスされました。

さて、練習内容ですが、１，２回目がC-4,　３，４回目が９－H、　５，６回目がJ-12でした。（興味のある人はダイブプールを見てね）。16wayでの４は、snowflake-Inoutです。8wayでも同じのがりますが、16wayでもあるんです。こいつがスパっと決まると気持ちがいいですねぇ。問題は次のC。スパイダーが二組ある形なんですが、僕はInOutでOut向きになったあと、左ターンで１ｍくらいバックして中にはいるんですが、ははは、やっちゃいました．．．ターンした後におもいっきり浮いちゃったんです。浮いて焦って安定感を失い、スパイダーのセンターのデカイ人に思いっきり落っこちてしまいました．．．．．。救いだったのは、落ちて僕ビローしたとき、乗っかられた彼も一緒に落ちたことです（なんで救いなんだ！）。いやね、体格の大きなアメリカ人を撃墜出来た、ってのがちょっとは満足．．．（不謹慎ですみませんケド）。俺だけ下に落っこちていったらなんか惨めですしねぇ。

もちろんカンバックは早かったです。しかし、浮いてしまったことのショックはかなりきてましたね。
普段は経験することない場面に遭遇して、ちょっとオタオタしてしまったなんて、まだまだ修行が足りませんな。

ＨはＲＯＳＥといって、センター４人がコンプレッサー、その両側にステアステップ、さらに外側にサイドボディで人がつきます。ステアステップで向き合っている二人には、catでさらに人がつきます。これで１６人。8wayのBazzerの更に長いもの、って感じです。僕はもちろん一番端のサイドボディなんですが、対面のやはり端の人を見るとこれが遠いのなんの。マニューバ-もほんと長いですねぇ。

この日練習したなかでは、９－Hというのが一番易しいものでした。ブレイクまでどちらも８ポイントぐらいやりましたが、結構待ちの時間もありましたから、慣れてきたら１０ポイントはとれる感じでした。

4wayから8wayでもかなりの違いはありますが、8wayから１６wayだとその何倍も違いがあります。単に8wayの倍じゃありません。それを肌で実感した一日でした。それと、こういう大人数の場合ですと、いつにもましてフライングの安定感が重要になってきます。早く動くことよりも安定していることのほうが大事になってきます。これは8wayでも同じことが言えるのでしょうね。人数が少ないとそのアラも隠れがちですが、この16wayで自分のアラも見つけることができた、大収穫の一日でした。

前日のPokerRunといい、この日の16wayといい、やはりJohnの力添えが大きかったことは否めません。でも飛行機代かけて訪れただけの、いやそれ以上のものを得ることが出来ました。
帰り間際に「USナショナル出るか？」なんて声を掛けられましたが、おそらくその頃はまたアメリカに滞在しているでしょうけど、さすがにナショナルの期間中休みをとるなんてことは無理。いやぁ、いっぺん出てみたいですね、USナショナル．．．。

ビデオは手元にありますが、VHSしかないためここに貼り付けることはできませんでした。
そのうちクリップ画面が貼られるかもしれません（期日未定）。