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8−7.実技:最後のツメ
終わり良ければ全てよし、ではありませんが、5500ftから3500ftまでの最後のツメ、これを誤ってしまっては、これまでの苦労も水の泡と化してしまいます。
そういう意味で、もっとも神経を集中させねばならないポイントであることは確か。
ウエイブオフから始まる一連のプル動作。わずか15秒あまりの間に繰り広げられるエバリエータと受講者の葛藤の瞬間である。
って、オオゲサなことではなく、これも一連のインストラクションの流れの一部、そう考えてもらった方が簡単です。

動作を始めなければサインで教えてあげる。そして始まったアクションのサポートをしてあげる。リップコードに触れない、なんていうことはよくあることですから。それでも引けないときは、イントラがリップコードを引く、たったこれだけのことに過ぎません。

やることは非常にシンプルですが、どうしても高度との戦いになりますから、焦る気持ちがでてくるのは仕方がありません。この部分はやはり繰り返し体で覚えてもらうしかないでしょう。実際に5500ftの確認が出来ていれば、そこからすくなくても10秒以上は時間はあるのです。10秒あればかなり余裕をもって対処出来るはずです。地上でも繰り返し練習して、時間の感覚を掴んでおくことが大切です。
あんまり早く自分が引いてしまうのもまずいですし。

これが終わってもまだ安心するのは早い....くれぐれもオープンは2000ftより高い位置で、ってことを忘れない様に。もし2000ftを割ってしまったら、それこそ今までの努力が水の泡となってしまいます(ロープルは問答無用で×ですので)。


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