AFFCC

6−2.実技について:Airセクション
正直白状しちゃいますが、全部は覚えきれません....。それくらい細かに採点項目があります。
(手元に資料はあるんですが、全部ここに書いてもしょうがないですし)
ざっと挙げるだけでも、EXIT時のコントロール、BadEXitの際のコントロール、COA時に適切なサインを出しているか?サインは見やすいか?リリース時の両イントラのコンビネーションはどうか? リリース後に適切な位置をキープできているか(上下、水平方向のセパレーションが問題ないか?等)、スピンに入ったときの処置(リドックまでの時間、適切なリドック=ソフトなアプローチ)は適当か、リドックしたあと適切なサインを出しているか、サインは見やすい位置にだしているか、プル時のアシスト。。。)
てな具合。以下に大雑把ですがまとめてみます。

・EXIT
  うまくコントロールしていること。良くないEXITのあとのアシストが適切であること。

・COA & PRCP &toe taps
  適切なアシスト(アクションを開始しない時はサインで知らせる、リップコードにタッチできない時の
 サポート等)

・リリース & リリース後のフライング
  リリースのタイミング(メインとリザーブのコンビネーション)、リリース後のポジション確保(適切な
 距離に居られること)、効果的なインストラクション(サインによる指示)

・アンコントロール時の対処(スピン、ロールオーバー(アップサイドダウンのこと)
  素早い、適切な対処が出来ること(対処するまでの時間、適切な対処方法)

・プル時、プル後のアシスト
  適切なサイン、プルのアシストができること。またプル後のマルファンクションに備えた行動が出来
 いること。

だいたい上記5つの局面に分けることが出来ます。各局面において、”適切な対処”ができているか、
という点について細かく採点されます(もっとも、N/A=スコアの対象外となる場合もあります。状況
よっては、スピンがなかったり、エバリエータが自分でプルする場合もありますから)。

では、Airセクションでやってはならないことをいくつか挙げておきます。
他の部分がいくらずば抜けていても、コレをやったら即×という内容です。
・リドック”ではなく、突っ込んでしまうのは×。手を出してSTをひっくり返しちゃったなんてのも論外です。
・誤ってリップコードを引いてしまう(メイン、リザーブ共に)
・その他、STを危険な目に遭わせてしまうこと。
・3500ftまでにダミーリップコードをプルできなかった、またはプルのアシストが出来なかった
・リザーブのインストラクターが、リザーブプルの仕草をするのが高すぎる場合(概ね4000ftより上
 では×)
・ブレイク後に水平方向へのトラッキングが不十分な場合
・パラシュートのオープンが2000ftよりも低かった場合

細かいことを挙げれば他にもありますが.......
Airセクションの詳細については、他の項でうんちくを垂れることにしましょう。


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