9/17（土）

UA852便にて、SFOに定刻前の11:00に到着、税関検査にて「あっちへ行け」と検査台がある方を指される。やはり炊
飯器をもっていたせいだろうか？　かばんの中にはコメをはじめ、みそしるやお握りの具、梅干などが入っている。最
近入国にあたっては乾燥食品すらもアウトだ、という話もきいているのだが、ここでは「肉類はもっているか？」と聞か
れただけ。「いや、持ってない」と聞かれたことにだけ答える作戦で無事通過。SFOの空港のレンタカー事務所までは
モノレールで行くのだが、降りたすぐ先が各会社のカウンターが並んでいてとても便利。ただ、どこも待ち人の多さに
比べて係員が少ないな、という印象。今回の利用会社は、３月のチームキャンプの時と同じくダラー。2000ccクラス
の車を予約しておいたのだが、カウンターの愛想のいいおっちゃん、こっちが何も言わないのに「えっとね、ミニバンに
無料アップグレード・・・」となにやらいっていたが、それが鼻歌交じりにつぶやいていたもんだから、はっきりと語尾が
聞こえなかった。こんなときは確認すればいいんだが、長年の勘が「たいしたことではない」と訴えていたようで、すぅ
っと聞き流していた。で、指定された場所へいくとそこに鎮座していたのは７人乗りの「みにばん」・・・。これには苦笑
せざるを得なかった。だって、二人っきりですぜ。キャンプ用の道具をたっくさん持っているわけでもないし。こういう無
料アップグレードの場合、レンタル料はそのままだけど、保険代が高くつくことが多い。案の定そのとおりで、値段に
したら＄２５くらいだったけど、まいっか。荷物を積んで、後部座席５人分のスペースががら空きのまま、いざヨセミテ
へ出発！　なんだかんだで時刻は既に１３：００になっていた。

空港からは１１０号−９１号SanMateoブリッジーI880を経由してI580を東へ向かうが、このあたりはもう何度も走って
いる、勝手知ったる我が道てな感じで、迷うこともなく順調にすすむ。途中、LivermoreのWalMartへ寄って、ストック
など必要なものを購入、一緒にSubwayの特大サンドイッチを買って再びI580を東へ走る。いや、それにしてもドライブ
しながらSubwayのサンドイッチ食べるのって、結構大変・・。車内食（特に運転手にとって）は、やはり日本サイズに
限るなぁ（苦笑）。今回は宿がヨセミテビューロッジであることもあって、Mariposa経由の140号で向かうことにした。

Mariposaでとりあえず給油を済ませたのが16:45、ロッジ到着は17:45だった。途中の買い物の時間を差し引いたらだ
いたい３時間半ってところなので、まぁまぁのペース。いったん荷物を置いて、園内へ向かう。都合６回目の入園だ。
まずはトンネルビューへ向かって軽く記念撮影。かなり日が傾いていて、肉眼で見るとそうでもないのだが、やはり写
真に撮ると、深い陰影が岩肌を覆っている。

　そのあと、夕焼けに染まるハーフドーム見物のため、バレー内に向かった。少し時間があったので、明日の出発点
であるトレイルヘッドの駐車場へ向かうが、いつもは通行できる道が工事のため通行止めになっており、ちょっと戸惑
ってしまった。それから、ヨセミテ滝手前の駐車スペースへ。この日は頂上部には雲もかかっておらず、綺麗に赤く染
まったドームを写真に収めてから退散。宿に戻ってきたときにはすっかり暗くなっていた。

夕飯はすでに決めてあったとおり、「ピザ」。ビューロッジにあるピザ屋で買って、持ち帰って部屋で食べる。さすがア
メリカのピザ、かなりのボリュームだ。2切れは明日の朝食補助にと残しておいた。このあと、明日の登頂用のおにぎ
り作り。なんだかんだとバタバタしてて、寝たのは結局１２時近くになってしまった。

この日の宿のヨセミテビューロッジ、1123号室は、冷蔵庫はもちろん、電気コンロ（二個）、おまけに一通りの食器類
もついており、レンジもある。長期でしかも自炊したい派には文句のつけようがない宿である。もっともお値段も結構
するけどね（$189ナリ）。

本日の走行距離：201.4mile(約322km）。