2004 in USA

Bay　Area　Skydiving：2/8（日）

「Bay　Area」という名前がついていますが、場所はオークランドから東に直線距離で３０～４０マイル、といったところでしょうか。全然ベイエリアじゃないんです。調布の飛行場を「湘南海岸に最も近い飛行場！」というのと同じような感じかもしれません（苦笑）。あ、ケチをつけようってわけではないので誤解なきよう．．．

ここは、滞在しているPleasantonからは走行距離でも４０マイルほどで、車なら４０分位の一番近いDZです。訪れたのは日曜日の１０時半頃だったのですが、１ロード目が上がったのが１１時過ぎ、と比較的のんびりしていました。

DZ自体は西側に小高い山が見え、東側ははてしない田園風景の、アメリカの典型的な田舎にあります。この日は風が割と強く、１５～２０ノットくらいは吹いていたようでした。飛行場の滑走路も横風対策も合わせて２本あります。離発着は数十分に一回位の割合だったでしょうか、それなりに賑わっていました。

ランディングエリアは滑走路の東側（２００メートルは離れてました）で、ハンガーがあるところのすぐ脇です。第一印象は「広い．．．．」、とにかく広いです。風がどんな方向から吹いていようが、STを誘導するのにも全然不安感は感じないだろうな、というくらいの広さです。もっとも、ランディングする人達はご多分に漏れず、ハンガーに最も近いところにかたまってくる傾向があるようです。どこでも一緒ですね。

下の写真がランディングエリアです。
さて、小高い山に白く電柱のようなものが見えますか？これ、なんだと思います？

実はこれ、風車なんです、全部。
この小高い山は、南北方向（画面では左右方向）にずぅっと連なっていますが、そこに至るところに風車が立てられていました。ハイウェイを通った時にこの山を越えて来たんですが、そこで間近に風車群を目にして、「うわぁ、これ百や二百じゃ効かないな．．．」と思ってましたが、そんなの大間違い。おそらく一千は下らないでしょう。

あとでWEBサイトで調べてみると、カリフォルニア州は風力発電が盛んなんだそうです。全電力の１５％程をこれで賄っているようです。僕が目にしたこの一帯よりも、もっと密集している地域が南の方にありました。
まぁ、この日風が強かったのは単なる偶然ではなく地理的な要因も大きく関係しているのかもしれません。

これを見ると、映画「ターミナルベロシティ」のラストシーンを想いだします。もしかしてロケ地はここかな？と思いましたが、どうやら別の場所のようです。映画では地面はこんな綺麗な草地ではありませんでしたからね。