6/28（水）

今日は、CedarBreakes経由BryceCanyonまでの旅。そう焦ることもないので、朝８時過ぎの起床でいつものように昼
食用のおにぎりを作って、9:30に宿を出発、I15に乗り入れてあとはひたすら北上するのみだ。アリゾナ州に入ってす
ぐの渓谷越えの手前でちょっとした渋滞があったものの、道は概ね空いている。快調に飛ばして11:30にはSt.
Georgeを通過、12:20にCedarCityでI15を降りる。このあとは標識に従っていけばとくに迷うこともない。

今回の旅行全般に言えた事だが、天候が今ひとつだったのは、ここネバダ州に入っても変らなかった。さすがにラス
ベガス周辺は青空が広がっていたのだが、標高の高いユタ州に入ってからはどんよりとした曇り空がずっと続いてい
る。おまけにCedarCityで降りてからは、ポツポツと雨が落ち始めてきた。ぐんぐんと標高が上がっていくにつれて、空
模様は怪しくなり、とうとうワイパーを全速で廻しても追いつかないほどの豪雨にも見舞われるハメに・・・。幸いにして
CedarBreaks周辺は雲が切れかかっており、時折青空も見えていたが、それでも標高が高いこともあいまって、車か
ら降りたらすぐにスリーフの上着を取り出したほど。ViewPointの駐車場には12:50に到着、ラスベガスから１９０マイ
ル余り、所要時間３時間２０分ってのはまぁまぁのペース。

標高3000mを越えるところにある。この日の気温は64度（華氏）。

レンジャーの人は「今日はとっても快適よ」と笑顔だったが、

ラスベガスから来た我々からしてみたら、ちょっと震えるほど。

「できかけのブライスキャニオン」と言われるとおり、ViewPointから眺める景色や目に入る尖塔群は、Bryceのそれと
よく似ており、あぁ確かに出来かけ、といった表現がぴったりだな、という気がした。もしくは、「土砂崩れでかなりの
部分が埋まってしまったBryce」とでも言おうか。そんなところなので、下に下りるトレイルは一本もないし、リム沿いを
歩くようなトレイルもない。唯一、Panguitchへ抜ける148号沿いに２，３のViewPointがあるのみだ。ただ、標高が高
いのでその分空気も澄んでいるだろうし、満月や星空との共演を想像してみたら楽しいところかもしれない。それと、
公園入り口の看板とその周辺（これらはViewPointの手前）付近は、広々とした草原が広がっており、丁度我々が訪
れた時期は、黄色や赤や青の花が群をなして咲いており、これらの景色を楽しむのもいいかもしれない。

13:40にCedarBreaksを後にして、一路BryceCanyonに向かう。148を北上して143を東に向かい、Panguitchで89号を
南へ向かうとものの数分でBryce方面への１２号との分岐点が見えてくる。１２号を東に左折してすぐ見えてくる
RedCanyonのうんちくを少々たれつつ、Bryceには１５：００に到着した。

（と、時刻を書いていて気がついたけれど、ここに表示されている時刻は全てLasVegas時間のまま、です）

Ruby'sInnの反対側にある、今宵の宿のBryceViewLodge。このような棟が４つ並んでいる。

とりあえずは宿にチェックインして、「できかけ」ではない、本モノのBryceCanyonを見せるためにさっそく公園内に向
かう。がその前にガソリン補給。満タンにすると＄３０を越える、っていうのは、アメリカでは相当抵抗があるなぁ（苦
笑、もっとも、日本でもガソリン価格が高騰して、今じゃ５０００円札じゃ足りないもんね）。ちなみに、ここではガロン

$3.06、途中通過したCedarCityでは$2.88だった。

Bryceにくるのも二回目なのだが、前回来たときには見逃していたものがあったことに気がついた。化石化した木々
の数々が飾ってあるのだ。それ自体「化石の森」としてNationalPartにもあるくらいだが、ここBryceにたくさん飾って
あったとは迂闊・・・・。この近辺でも見られるものなのかな？

Bryceに着いてもやはり天気は今ひとつ。夕方６時頃には晴れ間も顔を出してきたが、日没の頃にはまた一面雲に
覆われてしまった。これではSunsetは拝めそうにないな・・・・。明日の日の出に期待するのみ。

今夜はロッジに隣接しているCowboy'sRestaurantにて、Buffetを試してみた。メニューの種類はさほど多くはない
が、一つ一つが吟味されている感じで、悪くはない。チキンのもも肉と鮭がおいしかった。

本日の走行距離：254.5マイル